研修生の声 -研修修了生感想文-
人材育成の新聞『ヤァーッ』2025年12月号から、研修修了生の感想を紹介します。
先頭に立つ
第1316期 専務取締役
研修に参加する以前の私は、管理者としての経験が浅く部下との接し方やリーダーシップの発揮について多くの不安がありました。部下への指示や指導をどのように行えば良いか、チームをどのようにまとめて目標を達成すれば良いか具体的な方法が分かりませんでした。自信のなさからつい業務を抱え込んでしまい、部下に仕事を任せることも苦手でした。また間違いを指摘することも苦手意識を持ち結局自分で処理することが多かったと思います。
私は研修参加の二週間前に、専務取締役というナンバー2のポジションに昇格しました。年上の部下が増え、技術的にも経験年数が不足していました。社長のサポート、会社の舵取りをするポジションとしてプレッシャーがありました。会社とは、リーダーとは自分の中の物差しがない漠然とした中で管理者能力養成研修に参加しました。
まず二泊三日の研修で自分の弱みを認識することができました。厳しく指導すること、社長とコミュニケーションを密にして社員へ社長の考えを伝えることなど、自分の中では分かっていてもできていないことを改めて認識することができました。また習慣を体にしみ込ませることを強く意識した研修期間でした。不慣れなこと、意識してこなかったこと、読書など負荷はかかりました。最初はなじまない期間が続きましたが、徐々に習慣として体に染みついたことも多くありました。
私が自信を付けたひとつとして、資格の取得ができたことです。難易度の高い資格でしたが、アイウィルの研修課題と並行して試験勉強を行いました。小さな隙間時間を見逃さず、どちらも妥協せずに向き合えたことは自分の器を大きくするきっかけになったと感じます。
また、研修をとおして管理者のイメージを具体的に持つことができました。率先垂範という言葉が印象的で、自ら行動を起こして手本を見せることの大切さを強く感じました。会社で求める様々な資格取得についても部下に挑戦してみないかと言うだけでなく、自ら挑戦させるべく背中を押していきます。
今後の抱負として、私は常に学び続ける姿勢を持ち、自己啓発に励み周囲の模範となるような管理者を目指します。この研修期間で学んだことを実践し続け、会社の持続的な発展のため、部下の育成や組織内のコミュニケーションの円滑化など会社全体のパフォーマンスを向上させていきます。変化の激しい時代の中で組織の先頭に立ち、勝ち残る企業にします。
最後に、研修でご指導いただいた講師、研修へ送り出していただいた会社の皆様、家族、研修に参加した仲間に心より感謝申し上げます。以上
プラス思考
B第1297期
研修前は、とにかく自分に対して自信があまりなく、何をするにも一歩引いてしまったり、思い切りがなく臆病でした。
そんな自分でも前へ進もうとして進んだ先に、アイウィルの研修がありました。アイウィルの研修では自分の考えとして、「これなら大丈夫だ」と思っていたすべてが不足していたのだとよくわかりました。
挨拶がよくできたと感じます。特に気をつけていたのが、しっかりその場で止まり気をつけの姿勢をとって、相手の目を見ることを意識していました。日を重ねるごとに挨拶を返してくれる人が増えていったので、よくできていたと思います。
仕事への前向きな姿勢もよくなりました。今では小さなことでも上司によく聞き、こまめにメモを取り確認作業をしたり、相槌などをして上司とよく話をしています。
仕事や生活において考え方が変わりました。「何を言いたいのかよくわからない」と言われるたび自信をなくしていました。俯瞰(ふかん)して見るとそれは自分側しか見えていないということがよくわかりました。それからは相手の立場を考えて、自分は何をすべきなのかを考え行動や発言をするようになりました。
以前はネガティブな思考が多かったのに対し、今ではプラス思考が基本になっています。相手のことも考えた考え方を学習することができたので、良い経験になりました。
これからも挨拶の基本を忘れずに行動し、いかなる時もプラス思考をし、自分から進んで意見を出していきます。上司や部下とコミュニケーションをとって、お互いに助けあえる人になります。明るく楽しい職場になるよう、今は自分にできることを全力でやり、仕事の幅を増やし、少しでも気持ちに余裕ができるように行動をします。以上
自分を信じます
第1298期 チームリーダー
私の職場から初めてのアイウィル参加でした。研修に参加する前は、マイナスなことしか考えられませんでした。私にはできない。絶対無理だ。
そんな私を見ていた息子に言われました。「研修に参加する機会を与えてもらっているんだよ。無駄にするなよ」と。息子、そして職場のみんなに支えてもらいながら、六ヵ月間の研修を終えることができました。
読書が苦手な私ですが、息子は私とは違って読書が習慣になっていることを、初めて知りました。「この本良いよ。読んでみて」と本をもらうことがありました。
研修前までの私は、業務の忙しさを言い訳に、部下から声をかけられても目も見ず、手も止めることなく、話を聞いていました。
その為に、話かけづらい雰囲気を作ってしまっていたのです。
私の仕事はお客さまと顔を合わせず電話の声のみの対応です。見えなくとも、悪い態度は声色にも出るのだと改めて思い、考えることができました。
私は苦手なことは、見て見ぬふりをしたり、逃げることもありました。しかし、逃げてもいつかはやらなければ終わらない。苦手なことも、どうすれば自分でもできるのかを考えました。それでもできないことは、上司や周りの人達に相談するようになりました。
言葉で説明することが下手な私は、今までは人にお願いせず、自分で終わらせていました。同じミスをしてしまう部下に対して、どこかであきらめていた自分がいました。それでは、部下も自分も成長しないのだと、自ら声をかけ、積極的に関わるようになりました。
今後は、会社全事業のサポート、お客さまから「電話してよかった」と言っていただけるよう、部下には愛情を持って、仕事には厳しさを持って行動します。以上
社会人人生のスタート
B第1192期
研修に参加する前に、昨年に入社し、アイウィルの研修に参加した先輩方と話す機会がありました。先輩方は口を揃えて「厳しい」「大変」とおっしゃっていました。私は「研修と向き合って、何かを得て帰ってこられるだろうか」と不安に思いながら研修初日を迎えました。
細かく決まったスケジュールや短い練習時間、テストなど、ついていくことに必死でした。「自分の会社の先輩方は、これを乗り越えてきたのか」と思うと、自分自身の未熟さを強く感じました。
研修が進むなかで、私は多くのことに気がつきました。
まず、大きな声と笑顔が新入社員である私達にとってとても重要だということです。先輩方には経験やスキルでは勝てません。ですが、大きな声やいい笑顔をもつことは、若手ならではの大きな武器です。良い第一印象を与えるチャンスなのだと気がつき、発声練習や笑顔トレーニングにより力が入りました。
次に、きびきび行動する人からはやる気を感じ、仕事ができそうに見えるということです。配属後にも改めて感じました。先輩方を見ていると、きびきび行動する人はそうでない人に比べて上司に頼りにされ、重要な仕事を任されていました。
講師の先生方は、私たちの成長を心から願ってくださっています。本気で向き合い、成功を喜ぶ私たちの姿を見て、私達もいつの間にか本気で取り組むようになっていました。
研修のなかで先生がほめてくださった笑顔は、今では私の武器です。私の人生の節目であるこの時期に、アイウィルの研修に参加させていただけたことに心から感謝をしています。以上
仕事と私生活の両立化
B第1176期
アイウィルの課題に取り組んでいく内に、仕事と私生活の両方を全力で取り組めるようになりました。
一番変わったのは私生活です。私は仕事も習い事もない土曜日は、自分の好きなことだけして終わっていました。姉には、いつも「手伝ってよ」と言われてから動くなまけものでした。課題を頑張っていたら自然と家事をするようになり、土曜日の姉からの冷たい視線が、暖かい視線に変わり、感謝の言葉、笑顔が増えました。私自身も、嬉しく、土曜日を迎えるのが楽しくなりました。
今では、土曜日に家族で必ず出掛けるようになり、買い物の時は、何を買うかを母と姉が決めているので、荷物持ちと買い物中の甥っ子のお世話をして、少しでも役に立てるよう努めています。
大きく変わったのは、仕事もです。私は積極的に学ぶ意欲を見せ、皆から数件ずつ業務をもらうことになりました。最初は分からないことだらけで迷惑をかけてしまいましたが、件数を重ねるにつれて一人で業務を進めることができました。
最終的には一人分の件数をこなし、難しい業務もした為、代表や法人部門の皆に感謝の気持ちと共に褒めて頂きました。
私は、繁忙期中も変わらずに明るく元気で正直な人でいました。その結果、繁忙期中でも法人部門では、例年より明るく笑顔のある日々が続きました。皆からは「こんなに早く終われたのは、齋藤さんがいたからだよ」と褒めて頂きました。私は、アイウィルで学んだプラス思考と課題で身についた計画性のおかげだと考えました。
私は、自分自身の習慣が変わったことで運命まで変わったと実感しています。今後も、無駄ばかりの生活に戻ることのないように、努力を怠らず、毎日学んで成長していく自分自身を作り上げていきます。以上
