株式会社 アイウィル

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研修生の声  -経営者研修修了生感想文編-

人材育成の新聞『ヤァーッ』2019年10月号から、経営者研修修了生の感想を紹介します。


経営者としての『運』

株式会社パパベル
代表取締役社長 辻 清司

アイウィル経営者養成研修に参加したのは、別の研修千日コースの三百日目に差し掛かった頃でした。アイウィルの経営者研修の初日に渡された膨大な課題に、開いた口は塞がらず本当に卒業の日を迎えられるのか、その時は先のことがまったく考えられませんでした。

しかも、経営をしていく者に必須となる、「運をつかむ能力」を高めるという目標は、他のどの研修とも毛色が全く違っていました。

成功した経営者が行動してきたことと同じ行動をとる。素直に真似る。その中でも、毎日手紙を書き続けることで、何十年も会っていない人が、東京から四国までわざわざ逢いに来てくださったことには大変驚きました。何名もの方がです。自分の時間を使い、人様の為に何かをさせて頂くということは、現代の簡単なメールや電話とは全く違いました。運をつかむ為には手間暇をかけなければならない第一歩でした。

他に仕事と全く関係のない、美・芸術に対する感性を磨くための美術館通い。大局観と先見性を養う取組みは、早朝から取り組みました。会社のセールスポイントやビジョン等もいろいろと考え、社内にも共有できるようにもしました。心を無にしての写経を行うこともです。

自分のしてきたことを振り返り、自分はどういう人間かを見つめ直す。そして歴史を学び愛国心を培い、国に対する誇りを持ち、祖先に感謝する。

研修を完成させる為の行動を、いつしか一つひとつに本気で取り組み、目の前のことに全力で取り組んでいく自分がいました。

経営者として、無駄にも思える幅広いことでも全力で自分のものとしていきます。日々、徳を積んで運をたぐり寄せていきます。以上


有難うございます

三甲株式会社
営業管理部理事部長 村上 敏治

今から十八ヵ月前、この長く険しい道のりのスタート地点に立っていたことを思い出す。そして、その提示された膨大ともいえる研修課題の多さに驚いたことが、まるで昨日のようだ。課題に取り組み始めると、改めてこの経営者養成研修の過酷さを思い知らされることになる。年間を通じて毎日取り組まねばならない課題、毎月確実にこなしていかねばならない課題、何より膨大な数の読書が必要であった。中々ペースがつかめない。毎日の業務に追われて課題に手がつけられない。日々やるべきことで精一杯の状況が続いた。

今思えば、ここに自分自身の甘えがあったと思う。日頃、忙しいから仕方がない。また明日やればいいという気持ちがあった。しかし、それは結局のところ、自分を正当化するための言い訳にしか過ぎなかったと振り返る。

課題を進めていく中で気づかされたことが多々ある。改めて会社のことを深く理解するようになった。何よりも、今までの自分自身の甘さに気づかされるのと同時に、周りの人たちにどれだけ助けられているかに気づかされた。これが私にとって貴重な経験となったことは言うまでもない。

この十八ヵ月という長い道のりを最後まで走り切ることができたのは、先生方を始め、同期、家族、社員という周りの人々の協力があってこその結果だ。そして、その皆様のお陰で、私は「学ぶ意欲」を身に付けることができた。これが研修で得た何よりの財産だ。

最後に、研修に派遣してくださった後藤社長に感謝を申し上げたい。そして、陰ながら支えてくれた家族にも感謝する。この御恩は、今まで以上に誠実に仕事をすることでお返ししていく。有難うございます。以上


十八ヵ月間を振り返って

ムネ製薬株式会社
取締役営業部長 西 浩平

十八ヵ月研修が始まった当初、私は多岐に亘る課題に「どこから手をつけていいのか?」と、目の前の大きな壁に愕然としたのを思い出す。まずは、すぐに取り掛かれるものを一つひとつ取り組み始めたものである。

課題に取り組み半年ほど経つと、研修の目的である『すぐれた人のやり方を真似れば必ず能力は伸びる!』との意図が見えてきたと感じるようになった。それは、行動課題や尊敬リスト、感謝の手紙を通して人の優れた点を素直に見て、文章にすることで整理して考えられるようになったことが大きな要因であると思う。そして月間課題のセールスポイント・仕事のマニュアル・会社のビジョン・事業計画の順で課題に取り組んでゆくことに決める。そうすると自社の良い点を整理することができ、伸ばす為の施策へと順番に考える良い機会となった。

美術課題では、自分の趣味で絵を描いたりはしていたものの本物の芸術に触れる機会がなかったので、「なぜ芸術作品は素晴らしいのか?」と、今の自分と比較する良い機会ともなる。写経では、無心にひたすら毛筆で書く時間は楽しくもありました。何より読書論文では、それまで自分では広げることができなかった扉をどんどんと開け、新しい興味を広げることができた。視野を広げる中で、自社を見つめ直すと社長の考え方の幅の広さ、全体を見る大局観の大事さに気づくことができた有意義な時間であった。そして今後自分が取り組むべき会社存続への課題も見えてくるようになった。

最後に研修課題を全て提出できたのは、先生をはじめ励まし合った研修仲間、家族や会社の理解があってこそと感じ、改めて周りで支えてくれた方々に感謝します。以上


十八ヵ月間を振り返って

高和電氣工業株式会社
マネージャー 井上 忠

私はこの十八ヵ月間、経営者養成研修を通して、経営に携わる者として人間性を向上させるために課題に取り組んできました。

読書論文では日本の近代史、経営学、指導者に必要なものは何かについて学びました。

日本の近代史では、現代の日本の礎となった戦前戦後の激動の時代について記された書籍を多く読みました。過去の指導者達がその時どのように考え、決断し、苦難を乗り越え逆境をチャンスに変えてきたのか。先人達が残してくれた多くの失敗と成功から、多くの教訓と成功を呼び込むための行動、思考について知ることができました。

芸術鑑賞では芸術に対する感性を磨きました。今まで美術館へ行くことなどまったくと言っていいほどありませんでした。初めて行った近場の版画美術館では、作品を目の前にしてただ立ち尽くす自分がいました。作品から作者の思いを感じ取ろうと何時間も美術館にいることもありました。苦労して書いたレポートを先生に評価してもらい、次第に自信がついてきたのを覚えています。

囲碁対局では大局観を養いました。十八ヵ月前、一個の石を取ることに執着し周りが見えなくなる自分がいました。小事にとらわれ大事を見失う自分を戒め続けた十八ヵ月間でした。その他行動課題、月間課題、写経と課題と向き合い続けた十八ヵ月でした。

今日、経営者養成研修を終える日を迎え、決意を新たにし、身が引き締まる思いです。研修に参加させてくださった社長並びに会社の方々、十八ヵ月という長期に亘り傍で応援してくれた同僚、家族。みなさんの期待に応えられるよう、研修で学んだことを今後の業務でしっかりと発揮して参ります。以上


経営者魂

金沢石油株式会社
専務取締役 金澤 穣

私はこのアイウィルの経営者養成研修に、いつかは行くものと覚悟していた。それは、父である会長と兄である社長がこの研修を卒業しているからである。そして、とうとう社長からこれからの金沢石油株式会社を担う経営者として行ってこいと号令がかかった。覚悟はしていたものの、十八ヵ月という歳月を研修に費やしても大丈夫かと全てにおいて不安であった。しかし、やるのであれば研修も仕事も所属団体もプライベートも全力でやってやると決めて研修に参加した。

研修に参加すると、役職の高い方が多く見た目から違った。話す会話からレベルの高さを感じたが、同時に負けられないという気持ちになったのがスタートである。

まずは、十八ヵ月の課題のスケジュールを立て、所属団体等は夜の用事が多いので、朝課題をやることに決め朝五時に起きることから始めた。朝一は集中できるため、あっという間に出社時間がくる。それでも読書論文だけは、どう書いたら良いのかなかなか筆が進まなかった。その他に関しては、苦労はしたが日々コツコツと行いスケジュール通りに進めていった。

そして、この研修の一番の山場である一時間講演を「我が社のビジョン」をテーマに行った。何度も練習することで、本番でもイメージ通りに発表することができ、大きな自信へと繋がった。

十八ヵ月が経ち、これで卒業となるが、これで終わりではない。これからが独走となり本当の勝負である。必ず運を呼び寄せ、掴み取ってみせる。

最後に、この研修で関わった全ての方に感謝を申し上げ、この研修の締めとする。以上


十八ヵ月、再度の挑戦

株式会社サンエツ
技術本部技術二部部長 小原 寛司

平成三十年三月十一日は、私の四十五歳の誕生日。同時に、十八ヵ月間の経営者養成研修のスタートをきった。

アイウィル研修は、平成十七年十月に管理者能力養成研修以来、十三年振りとなる。

会長から経営者養成研修を受講するように言われた際、当時の辛かった日々が思い出された。管理者能力養成研修で一番苦労したのが、「時間の使い方」である。この当時の私は、主に現場に出ていることが多く、日中は施工管理を行っており、職人さんが帰ってから、事務作業をしていた。この状態では研修課題にとりかかるのは、夜遅くからである。とても悩んでいた際、見かねた先輩から「いかにして時間を作るか」アドバイスを頂き実践し、無事終わらせることができた。

あれから十三年、私は管理職として仕事量が増えているなか、研修で学んだ「時間の作り方」を実践していたところに、「経営者養成研修」である。初日に渡された研修課題の多さに驚き、生半可な気持ちではできないと頭の中ではわかっていた。そこに一回目のスピーチ審査「私の決意」である。同期生の意気込みに圧倒され、私の決意を固めることができた。まずは、研修課題をいかに進めていくか計画を立てて実行。実際やってみて改善が必要なことは次回の課題として取り組んだ。

特に、一時間講演は貴重な時間であった。同期の他業種の人に対して、どのようにしたら伝えることができるか悩み検討。結果、私が感じていなかったことに対して、貴重な意見を頂きました。

最後に、縁あって知りあった二十八期同期生は最高の仲間です。この縁を与えて頂いた会長、社長、支えてくれた社員の皆様に感謝。以上


十八ヵ月の研修を終えて

株式会社ボイス
執行役員東京支社長兼営業本部長 吉田 長寿

十八ヵ月前に社長から研修に行ってもらいますと言われた。私が卒業した経営者養成研修です。三支社長に行って頂きます。アイウィルの辛い研修が待っているとちょっとブルーな気持になったことを覚えています。この時あることを思い出しました。現在の役職は東京支社長営業本部長です。自分の中に向上していない向上しようとしていない自分がいます。支社長になり初めの時は、もっと本を読んだり人と会い自分で勉強していました。いつからか自分を向上させない自分がいました。

経営者養成研修はどのようなことをするのか楽しみでした。初めての研修は三月十一日から十二日です。研修の資料を頂き私の嫌いな論文(読書)がありました。〝これが一番のハードルだな〟と思いました。三月十三日から本当の研修、自分との闘いが始まりました。私は営業本部長を兼務しています。出張が多く読書は大変だと思いましたが、意外と移動の新幹線や飛行機の中でしました。論文は十九本提出し十九冊の本を読みました。今までできなかった支社長として必要な情報収集ができる。自分の考えを論文にまとめ仕事に結びつけることができました。行動課題は自分のだらけた行動を変える良い機会です。十四の課題で一番大変だったのは「早く歩く」です。

私は腰が悪く大変でしたが行動を変えることができました。尊敬リストは、毎日尊敬する人を書く。日々部下、上司、顧客、他人の行動を見てなんてこの人は凄い人だと感じたことを、尊敬リストに記載しました。今回の研修は成功した社長の行動、考え方のマネをする研修です。研修を通して物の見方・考え方が変わったと思います。この研修に参加させて頂きありがとうごさいます。以上


まだ未知の旅の途中

タイムス株式会社
総務部長 高畠亜友美

十八ヵ月間の厳しい研修が終わりを迎えた。この日々は並大抵の努力で乗り越えられるものではなかった。仕事が終わり、家に帰ってから毎日行う尊敬リスト、経営日誌、行動課題。さらに読書、芸術、囲碁。やらなければならないことが目白押しで、研修開始当初は常にパニック状態であった。

会社のセールスポイントを考えた時、タイムスはこんなにも素晴らしい会社であると自信が確信に変わった。私の人生観が変わったのは人生史の創作である。両親、小学校の先生、中学からの友人、大学の恩師、社会人になってからの尊敬すべき先輩、多くの人に支えられてここに立っていることに気づかされた。会社のこと、自分のことを深く考える機会をいただくことができた。研修を通さないと考えられていなかった自分が情けない。だからこそ、この研修に送り出してくれた社長に感謝の気持ちでいっぱいになった。

読書では阿川弘之氏の歴史論、松下幸之助氏の経営論に心惹かれた。世界観が広がり、物を見る目が養われた。さらに大きかったのは同期の存在である。挫けそうな時には同期会を開催して励まし声を掛け合った。同じ苦しみを味わい、努力を続けた仲間だからこそ分かり合えた。この同期でなかったら挫けていたかもしれない。

また、青木敬信先生のセミナーには目から鱗が落ちた。私が生まれてきた目的は周りの人と幸せになること。研修に参加したことで、この大切なことに気づけた。私が生まれた時、私だけが泣いていて周囲はみんな笑っていた。私が死ぬ時、どうなっているかは私の生き方次第である。まだまだ道半ば。周囲への感謝の気持ちを持ち前進する。以上


その気になれば、なんでもできる

株式会社東京ポンパドウル
東京第一事業部二課課長 染野 将宏

まずはこの研修に参加させて頂いたポンパドウルに、また講師の方々、合宿研修にてお世話になった方々へ感謝申し上げます。

研修で学んだことは、たくさんあります。まず一つ目は、物事の考え方です。通常業務に加えて数ある課題。頭の中には常に仕事で抱えている問題、やらなければいけないこと、売上を取る手法、そして課題と山のようにあります。それぞれを頭の片隅に入れて一つのことに向きあうと、それが頭をよぎり、今やるべき仕事などが中途半端な考え方になってしまうことがありました。しかし、今その時できる、考えることというのは一つです。その集中力を身につけることができました。あれもこれもできません。ただやるべきことを整理することはしておかなければ質、量ともにクリアすることができません。

二つ目、時間の使い方です。これは量に関することです。五分でも無駄にしない。電車に乗っている間は特に。少しでも時間が空けば課題に、時には仕事にその時間を当てました。これは、莫大な量が自分に振りかからなければ、身につけることができなかったと考えます。こうすることにより、より自分を磨く時間を使う、増やすことができました。

三つ目、やはり乗り越える壁が高ければ、高いほど、その分喜びも増すということを改めて感じました。学生時代から野球で十分自分の身にはなっていたことですが、最後に人生史を作り終えた時には、家で一人感動してしまいました。

第一回合宿で私は自分が経験することを部下にも伝え、自分だけが受けたのではなく、部下も研修に参加させたようにすると誓いました。私の経験を伝えていきます。以上


経営者養成研修を振り返って

株式会社ボイス
執行役員横浜支社長 楡井 智也

二〇一八年三月十一日、期待など全くなく不安ばかりの気持ちでセミナーガーデンの門をくぐりました。しかし、一回目のセミナー合宿を終えた時には、「何かを得て、帰らなければならない」という使命感に変わっていました。

十八ヵ月という長丁場の中で、年間課題・行動課題、どの課題も実行・実践しなければならず、苦労もしましたが、行動が変われば習慣が変わるというように、日々の過ごし方、仕事への取組み方、部下との接し方に少しずつ変化が表れ、好転している実感を得ることができました。

特に月間課題は、自分の中、心の中の整理整頓ができ、とても有意義なものになりました。身辺マニュアルでは、自分を取り巻く環境、情報を取捨選択し、一生活用できるものを完成することができました。会社のセールスポイント三〇では、自分の会社の良いところを改めて認識することができました。私の夢リスト一〇〇では、自分の中にあった潜在的な夢や願望に気づくことができ、それを掴むための方法に思いを馳せ巡らせ、ワクワクすることもできました。そして、卒業間近に完成した「私の人生史」。生まれてきてから、今までの自分の人生を振り返る中で、多くの人に助けられ、支えられてきたことを痛感し、感謝の気持ちで一杯になりました。これからの人生、人との出会いを大切にし、常に感謝の気持ちで接しなければならないという思いになりました。そして時々立ち止まって、自分を振り返る大切さも覚えました。

最後に、この研修に参加させて頂いた的場社長、親身に指導をしてくださった先生方、同期の皆さんありがとうございます。以上


研修を終えて

株式会社サンエツ
エンジニアリング本部技術三課次長 根岸 耕司

経営者養成研修への参加を指示された。私は、「やればいいんですよね」という気持ちから始まった。研修一回目のスピーチで、早くも同期生の意気込みに圧倒された。この差を知り、自分の思いとの差と、課題の多さに驚き、最後までやり通すことができるのかと不安になったことを覚えている。

この研修では、運を掴む為に日々実行していく力をつけるための方法とヒントを教わった。大小さまざまな課題を一つ終わらせては次へと進み反省を繰り返す。例えば年間課題では、まさに日々の積み重ね。月間課題では、会社や自分と初めて真剣に向き合った。行動、読書課題は、できると考えていたのに進まない。進まないということはできていないのだ。自分の中に「劣等感」も芽生えた。

特に一時間スピーチは貴重な体験だった。私は「わが社のビジョン」を選択して発表した。頭の中では完成しているはずなのに、表現することが難しい。何度も試行錯誤した。また人前で話をするのが苦手な私が、きちんと話ができるのかと不安になり、原稿も作成した。結果、発表を終えると、同期生から拍手を頂いた。この時私は安堵し、「私もやればできる」ということに気づいた。

そしてもう一つ気づいたのは、「感謝する」です。人生史を作成する為に、両親と過去を振り返りました。私が覚えていなくても、両親は記憶していました。それと同時に、多くの人に支えられ、励まされてきたことを知り、感謝することばかりです。最後に、仕事をフォローしてくれた会社の皆、家族の支えがあって最後まで取り組めました。講師の皆様、同期生の皆様との出逢いを大切にしたいと思います。本当に、ありがとうございます。以上


今後は自分次第

株式会社松田建業
執行役員工事部長 佐藤 義光

昨年一月に、社長よりアイウィルの経営者養成研修への参加を告げられた。四十年職人として現場のことしか知らない自分がかと戸惑った。正直最後まで続けることができるのか、始まるまでは不安な日々だった。

三月十一日研修がスタートした。緊張感のなか膨大な課題を目にして驚いた。卒業できるのか不安が更に高まった。

会社に戻り課題に取り掛かった。毎日行う課題である尊敬リスト、一日一通のハガキ、行動課題レポート二項目と、最初はこれだけでも大変だった。

私が一番大変だった課題は、読書論文であった。今まで本を読むことが少なかった。読み方も遅い。読書後の論文は、もっと時間が掛かった。後半は、長編作を読み、休日のほとんどを使うほどだった。

最初の頃は、仕事の一環だと思い進めてきたが違う。仕事以外のほとんどの時間を使う課題。これは、自分のためにほかならないと気持ちを入れ替え進めていった。どの課題も自分自身に足りないものであった。会社が高い経費を使って参加させて頂いている。それを考えると一段と力が入った。

人生で初めてのことが多かった。大局観を養うための囲碁、十人以上と毎日対局した。美術鑑賞は、想像以上の感動があった。いまでも作品が頭に浮かぶ。大変だった一時間講演、はっきりと段取不足だったと感じた。

振り返ると、十八ヵ月という期間があっという間だった。この研修で得たものは、学んだことはもちろんだが、一度に多くの仲間ができ、その仲間に支えられてきたことだ。

最後に仲間たち、講師の皆さん、この機会を与えてくれた社長に感謝します。以上


丁寧に生きていく

有限会社新和自動車
代表取締役 木南 慎哉

十八ヵ月を振り返って多くのことが思い出されます。研修中多くの指導や気づきを与えていただいた講師の先生方、共に頑張っていけた同期の方々、留守を守ってくれた社員、陰ながら支え続けてくれた妻、皆さんに感謝しかありません。少しでも御恩返しができるように丁寧に生きていきます。

以前は経営日誌をつけたり、小さな行動を意識して書き残すということをしていませんでした。しかし研修の中での経営日誌、行動課題の日々の記録はこれからの人生の大きな宝物となりました。昨年の一月二十六日は何をしていましたか? と質問されても分かりませんが記録を残すことで自分の人生を残していけます。今年から三年日記を始めました。少しの工夫で毎日を棚卸するように生きていけます。今まで人生を丁寧に生きることを意識しましたが行動できませんでした。

今回の研修で行動する事の重要性、高い意識を持ち続けて行動した時の達成感を覚え、アイウィルの研修は頭の中だけでなく、行動して初めてスタートラインに立てました。あくまでもスタートラインです。これからも日々の日誌記録を残し、人生を振り返りながら丁寧に生きていきます。正しい歴史を自分なりに勉強していきます。子供達も巻き込んで歴史の話を家族で談議していきます。未来を担う社員と話をしていきます。日々記録を残して、人生史に新たなページを追加していきます。そして、途中であっても、「あなたがたの愛情の元、生まれ、育てていただいた息子は、こんなに幸せで素晴らしい人生を歩んで生きていますよ」と両親にプレゼントします。最後に「ありがとう」を添え妻に贈ります。以上


世間知らず

株式会社オートセンター新生
代表取締役社長 福田 章

人見知りと言うより、関わりたくないという思いから、大勢の研修は嫌いです。今回の研修も、初日からリーダーに任命され、面倒なことになったなと思いました。研修中とはいえ、知らない人の中のリーダーは、やらされ感が強く、見た目で選ばれたことも、重圧でした。研修二回目、三回目と進んでいく中で、それらしい対応をするばかりで、特にリーダーそのものの気配りができず、どちらかと言えば、他の研修生の方が班を盛り上げています。班員には、語彙力があり、話が面白く、世の中を知っているなと思うばかりです。私は話に入ることができないこともありました。

研修生は、色々な役職の方がいて、社会人として普通の経験と勉強をしています。私は、車業界という狭い世界での経験しかせず、井の中の蛙でした。様々な業界の方と研修ができたことで、少しだけ視野が広がりました。そして、コミュニケーションがとれるようになって研修も楽しくなり、課題の進捗も早くなり、研修で仲間に会うことが楽しみになりました。結論や最終決定をすることが増えて、リーダーらしいことができました。

リーダーに選任されたのは、私の苦手としているコミュニケーション能力を補い、嫌いなことを実践することで、普通の社会人、普通の社長へ導いてくれる、必然的運命だったのかもしれません。おかげで、社内コミュニケーションも変化をさせることができました。相手から話をし易くする空気を作れるようになりました。研修期間中は、研修生と会って、仕事の話や楽しい話もして、仲間が増える喜びを知りました。研修が終わっても、今後の人生で、かけがえのない仲間と出会えたことに感謝します。以上/p>

感謝

株式会社木田精密機械
木田 雅崇

六ヵ月の管理者養成研修が終了した二週間後に、私の十八ヵ月経営者能力養成研修が始まった。六ヵ月研修を終えたばかりの私は、あの厳しさが、期間が三倍に拡大されて実施されるのかとばかり考えていた。しかし、私の考えは甘く、課題量は想像以上で、段取りが掴めず苦闘の日々。そして仕事があり、私生活がある。毎日取り組む課題が大変重く、それでも尊敬リストは、人に興味を持つことのきっかけになり、真剣に身近な人たちの良い所を探すことができた。手紙・ハガキは毛筆で書くことでより一層、相手を思い、文字に力が入った。返事が返ってくると更に相手を想える、心が通い合う課題であった。

この研修で、私は毎回スピーチに悩まされた。人前で話すことに極度に緊張してしまうこと、記憶力が著しく弱く、なかなか結果が出なかった。毎日悩むところに、同期のアドバイス、激励があり助けられた。声に気持ちが乗り始めた。一時間講演では、自分でも予想できない結末となった。

私は、この研修で一番大事にしていたことがある。同期の仲間に真心を持って接する、ということである。人に真剣に、一生懸命になること。大阪で開催する懇親会のおかげで、大阪の同期とは、研修も合わせて、月に一度は再会することができた。回を重ねる毎に参加してくださる同期が増えた。楽しかった。それ以上に多くの仲間のものの見方、考え方が私にはとても新鮮であり、自分の目の前が大きく開けた感覚を経験した。

十八ヵ月間、仲間に支えられた。感謝してもしきれない。修了したここからが本当の真剣勝負。この研修に出してくださった社長、従業員に感謝。妻に感謝。以上


研修での気づき

旭紙工株式会社
紙工グループ副工場長 月岡 達也

経営者養成研修は、私に無縁の世界と思っていました。一年半前、私は社長に「そろそろお前も一皮剥ける為に、経営者研修行こか」と言われ、驚きました。私の前には、先に上司が経営者研修に行っていました。正直、私が行っても役に立つのか半信半疑でした。なおかつ現場が忙しく、断りたい気持ちもありました。しかし、どうせ行くなら、前向きにやろうと思い「わかりました。行かして貰います」と答えました。期間が一年半と長く、課題も多いことは、上司からの話で伺っていました。

いざ研修を受けてみると、これまでやってきたことのないことの連続でした。写経やスピーチなど、全ては自分の力で運を掴むためのものでした。思っていた以上の課題の量で、コツコツやり遂げないと、卒業出来ません。私は仕事同様、瞬発力はあるが継続することが苦手です。経営幹部として、そこを直しなさいと社長に言われているようでした。私は、初めに継続出来るように予定をたてました。しかし、日々の業務をこなしながらでは、上手く進みませんでした。それでも、同期生のメンバーと励ましあい、会社の部下や上司の助けもあり、何とかここまでくることができました。

辛くて、大変だった事も沢山ありましたが、私は、気付きました。私は、すでに運を掴んでいた事です。私には研修を通じて素晴らしい仲間ができ、会社には私と共に歩んでくれる仲間がいる。これだけでも大きな運に恵まれています。今後は、この研修で得た経験を生かし、大切な仲間と共に会社の発展に貢献して、歩んで行きます。

最後に、ともに戦った二十八期生の仲間や講師、社長に感謝致します。以上


怒涛の十八ヵ月間

株式会社ボイス
執行役員仙台支社長 坂上 浩二

私は、十八ヵ月前、この経営者養成研修に参加すること自体が不安でしかたなかったことを覚えています。

理由は、経営者養成研修のセミナー内容を見たときに、いままで受講させていただいた研修とはまったく違い、自らの行動を変えるのみならず、会社のビジョン、経営計画、会社のセールスポイントといった課題に取り組むことに、正直、最後までやり切る自信がありませんでした。

しかし、合宿ごとのセミナーを受講させていただき、各講師の先生方の熱く丁寧な講義を聞きました。この課題はどのように考え、どのように進めていけば良いかを理解することができ、前向きに課題と向き合うことができました。

また、人前で話をすることは慣れていると思っていましたが、一時間講演は、話をするペースやリズム、聞き手側の立場など、今までに経験したことのない領域で、非常に良い緊張感がありました。

最後に残った課題の人生史は、着手が遅かったこともあり、提出二ヵ月前に父親が緊急入院といった状況になり、思ったように課題を進めることができませんでした。今までの自分の人生を物語っているかのような結末になり、改めて、これから経営者として、常に大局観を持ち、危機管理能力を高めていかなければならないと痛感しました。

こんな私を十八ヵ月間、叱咤激励してくださった講師の先生方、毎日いろいろな所で励ましてくれた二十八期同期の二十三名には感謝しかありません。また、このような貴重な経験をさせていただいた的場社長、ありがとうございます。以上


十八ヵ月を終えて

日本ソフト技研株式会社
福岡事業センターセンター長 山本 昭彦

平成三十年一月、弊社代表取締役社長よりアイウィル経営者養成研修の話を聞かせて頂きました。社長の右腕の存在となるべく、幹部として自分に自信が持てるようになる為に十八ヵ月の研修に挑みました。

合宿研修一回目に染谷主宰より、理想の経営者、運を持っている経営者が成功する、お話を聞かせて頂きました。人間性を養うため課題に対応しながら教養をつけ、行動課題に対応しながら幹部としての習慣を身につけようと誓いました。最初は予想以上の課題の多さに圧倒されました。しかしこの研修を受講する時に誓った思い、何よりも研修を受講させて頂いた社長の思いを考えた時、自分に自信が持てるよう、色々なことを吸収して必ず卒業すると改めて強い思いが湧いてきました。年間課題の尊敬リスト、経営日誌、行動課題などは、日々やり続けることの大切さを学びました。また囲碁や読書から一般教養を身につけるきっかけを掴みました。また美術鑑賞を通じ、本物の作品を鑑賞することで感性が磨かれた感じがします。

この研修で一番の心残りは、二回合宿研修を欠席したことです。自分自身の健康管理には十分気をつけます。五回目の合宿研修を体調不良で欠席しました。一時間講演の準備をしていた私に対し、二十八期の仲間が六回目の合宿研修後わざわざ時間を取って、私の一時間講演を聞いて頂きました。すばらしい仲間に恵まれ、感謝しています。

この研修で学んだこと、今の自分を再認識したこと。今の自分の問題、課題を素直に認めて、できる限り全力でやってみた良い十八ヵ月でした。二十八期の同期、講師先生方、弊社会長・社長に感謝申し上げます。以上


長く、短く、濃厚な十八ヵ月間

株式会社三栄
取締役常務 徳田 智一

私は、十八ヵ月の経営者養成研修に参加する前に、六ヵ月の管理者能力養成研修に参加していました。管理者能力養成研修が初めてのアイウィルの研修だったので、驚きと刺激が強かったのを覚えています。

はじめの合宿を終え、課題に追われる日々を送っていました。合宿から三ヵ月が過ぎ、課題を送る日々にも慣れ始めていた頃、経営者養成研修を勧められました。六ヵ月も終えていないのに、十八ヵ月間の研修は厳しいのではないか、という気持ちに支配されていました。しかし、自分と向き合い、自分の置かれているポジションや状況を考えると、逃げてはいけないという考えに至り、この十八ヵ月間の研修にチャレンジしました。

経営者養成研修では、課題の量や質を求められ、また卒業するためには規定の点数を獲得しなければならないということを聞き、正直不安になりました。また、毎回のスピーチや一時間講演をしなければならないことが不安を倍増させました。

そんな不安だらけの自分を励まし、支えてくれたのが同期の仲間でした。合宿当日に顔を合わせれば元気な声で話しかけてくれ、懇親会では本音で語り合い、大いに笑い、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。同期の仲間は、自分の中でとても大きな存在です。辛く、大変な研修でしたが、この仲間達と出会えたからこそ乗り越えられたのかもしれません。この研修で、一生の仲間と出会えました。

この十八ヵ月間で私は大きく成長できました。それを今実感できています。経営者養成研修で学んだ数々の知識、経験を、会社で活かしていきます。以上


人生とは学びなり

株式会社ツー・バイ・ツー
代表取締役社長 河野 豊

しかし、研修に参加する度に同期生と仕事の悩みやプライベートの悩み、また地元で人に言えないことも話すようになっていった。研修での学びと同期生との助け合いの日々の中で、①お客様②組織③私の順で優先順位があることを知れた。今後は業務の中で「私は?思う」という個人的発言には注意し叱って指導します。もし今回の経営者研修に参加していなかったらと考えると怖くてなりません。研修を終えて思うことは、「面倒くさい・キツい・苦しい」などの状況の時は、今は自分が成長している証拠だと気づけるようになった。そして長く厳しい経営者研修を卒業することができた。ともに乗り越えた仲間達が今後の私の宝だ。

〈研修を通じて変わった価値観〉①部下育成に関する上司の考え。以前は部下と話す際、同じ目線で社員の気持ちに同調し考えていた。今は、目線を一段上げ、打ち解ける必要はないと考えるようになった。②躾を重要視していなかった。今は、社員の隠れた能力を発揮させる為、厳しく規律と組織論を教育している。③鬼上司になると否定される。それが恐くて他人の評価を気にしていた。今は、鬼上司としてパワハラやモラハラを恐れず正しいことは正しい! と言える。これはアイウィル研修と二十八期生がいたから自らを変えることができた。先人達が残してくれた我が国日本を背負って立つ人間を、次は私が育てる。以上


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